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クリエイターのblog

エレキギターの値段

ギターの売り上げの大半が、初めて買うギターの人で、その人達は、

大抵半年くらいで辞めてしまうのだとか。

 

この10年で、ギターの売り上げが150万本から100万本に減ったらしい。

ギブソンが経営難になる訳だ)

 

今回のテーマは、エレキギターの価格について。

 

 

 エレキギターの価格は人件費とパーツ代、見た目の美しさやレアリティで決まる。 

 

 

2万円〜5万円くらいのギターの場合、多くの生産国が中国、インドネシア辺り。

人件費を削る事によってコストダウン。

(Epiphone、YAMAHAなど)

 

最近では職人の技術レベルが上がり、高クオリティだとか。

この価格帯だと、(ピックアップなど)パーツの値段がネックになって、

高価格帯のギターとの差は出る。

 

 

7〜12万円前後は、メキシコ、韓国、一部の日本。

(PRS SE、FUJIGEN、Fender Mexicoなど)

 

十分な技術の蓄積があり、パーツも本家と変わらない物を使用するなど、

個人的に、もっともコストパフォーマンスが高いと思う価格帯。

 

 

15万〜25万円の価格帯からは、made in USAと高価格帯のmade in JAPAN。

Gibson LS studioなど)

USA製の物は、木目が地味なモノや、装飾が簡略化された

コストパフォーマンスモデルが中心。

 

外から見ると解らないが、日本製の物は、中を開けると綺麗に整頓されていたり、

細かい仕上がりらしい。

USAなどはザックリしてて、音が良ければ良いじゃんという感じ。

 

 

30万円以降は、トップの木目が美しいギターだったり、ビンテージの

仕様やエイジング処理(使い古された見た目に装飾する)された物。

 

1000万とかのギターは、ビンテージでレアリティが高く、

投機、投資目的を含む価格。

 

 

音に関しては、アンプの特性が大きなファクターを占めている。

(アンプ&エフェクター7に対してギター3とか)

安いギターでも、自分でチューンアップやパーツ交換する知識と技術があれば、

十分良いギターになる。

(木材の加工、処理に問題が無ければ)

 

 

本当に音の良さを追求するなら、工場へ行って同じギターを並べて、

同じ条件で弾き比べる事だろう。

(有名なスタジオミュージシャンが、楽器屋に協力して貰ってやった事があるらしい)

 

エレキの場合、用途やシチュエーションによって使い分ける事も多く、

みんな適当なところで妥協しているのでは無いだろうか。

 

アコースティックの場合は別で、もっとダイレクトに、直感的に「良い」「悪い」

「必要」「不要」というのが解る。