読書感想:やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学
「自分が望んでいるものは何か」これがはっきりとわかっている人は、
そこに到達するまでやり抜くことができます。
コンパクトに纏まっていて、1時間程度で読めるのに、内容は濃い。
読みやすく、時間的なコストパフォーマンスが非常に高かった。
ダイエット、貯蓄、語学など、色々な場面で使えるノウハウ。
以下の内容にピンと来た人は購入をオススメ。
目標を達成できる人の共通する習慣。
- 明確な目標を持っている。
- if-thenプランの形で「いついつになったらやる」と計画している。
- 現状と目標までの距離に目を向けて「目標に近づくために何をすべきか」に焦点を当て、モチベーションを維持している。
- 成功できると信じている。同時に、成功は簡単には手に入らないと考えて、努力をおこたらない。
- 最初から完璧を目指さない。失敗を恐れることなく、少しづつでも進歩することを考えている。
- どんな能力でも努力で身につけられると信じている。どんな困難でも「やり抜く力」を持って当たることができる。
- 意志力も鍛えれば強くなることを知っていて、習慣的に鍛えている。筋力と同じように、意志力も使いすぎれば消耗することを知っている。
- 誘惑をできるだけ近づけないようにしている。意志力で誘惑に打ち勝とうとはしない。
- 「やらないこと」ではなく「やること」に焦点を置く。
「望むことは簡単にできる」「ほしいものは簡単に手に入る」
と考えると失敗の確率が高まるという研究。
「失敗してもいい」「失敗なんて何でもない」と考えると、
実際に失敗する確率は大幅に低くなる。
この手の本を色々読んだりしていると、 結論としては同じ様な所にたどり着くが、
なぜそうなのか、なぜ同じ内容を試して、上手くいく人といかない人が出るのかなど、
丁寧かつ、簡潔に書かれている。
毎日の小さな積み重ねに向き合うという、シンプルな難題に取り組み、
正しい姿勢を保ち続けるという「王道」について書かれた本。
本の内容は素晴らしいが、読んだ自分がどこまで変われるだろうか?
実践出来れば結果が出そうだが、読んだだけでは変わらない。
とりあえず、楽器の練習に取り入れてみることにする。
定期的に読み直したいと思った。
また、デジタル版を購入したが、印刷本も枕元に置いておきたい本だった。