読書感想:世界史MAPS
夏休みの自由研究。
大型、見開きの一枚絵が150ページほどで構成されていて、
出アフリカから最終氷河期、ローマ帝国や中世を経て、現代のインターネットなど、
10万年くらいの歴史が一冊にわかり易く修められている。
見開き1ページにつき、一つの出来事をピックアップしていて、
情報量も、多くなりすぎないくらいに抑えられているので、読み進めやすかった。
今回は折角なので、時間を遡って、現代から近代〜中世と逆向きに読んでみた。
細かい話では、南極探検時に犬ぞりを大量に用意して、
途中で食糧にしたエピソードや、
アメリカ独立戦争の後に西部開拓が進んでたり。
(この辺が曖昧だった)
南米でゴムの木が発見されて、鉛筆を消すのに便利→
rub out=擦り消す
が転じて
rubber=ゴム
というのも面白かった。
大きい発見では、180万年前に直立歩行(ホモ・エレクトス)、
79万年前に火を使い始め、10万年前から出アフリカをスタートし、
9000年前に農耕、3400年前から文字を使い始め、
文明が築き始める(記録される?)という流れを把握出来た事。
紙や印刷機の発明で、パラダイムがシフトしている様にも見える。
インターネットのインパクトも、それに匹敵するだろうか。
この本は、イギリスのDK社という出版社から出た本の翻訳版。
(オリジナルタイトル:What Happened When in the World)
内容的に、対象年齢は小学校高学年から中学生くらいだろうか。
学生時代にこんなに分かり易い本に出会っていたら、
もっと勉強に興味を持てたと思う。
欧米の子供の教科書がどういうものか?という意味でも勉強になった。