読書感想:うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち
鬱を抜けた漫画家兼サラリーマンの著者が、
自身の体験と、鬱を抜けた人達の体験をを漫画化した作品。
手塚治虫タッチのソフトな絵で読み易かった。
心に残ったフレーズを箇条書き。
健全な自己愛を持つ
季節の変わり目で振り返す
向いてない、やりたくない事を、無理に続けると危険
人から必要とされる喜び
気分に逆らわない
趣味を広げて悩みの面積を小さく
親からの肯定
責任を小さく
鬱はプレッシャーと、自己評価の低下、義務感がトリガーになる事が多い様。
生真面目な人が、行き掛かり上仕方なく、望まない形で始めた事が、
常態化してストレスになり〜といった感じ。
他にも、震災、将来の不安、親との関係など、様々なケースが紹介されている。
ネガティブ思考は、人類が生き残る為に必要な要素だったが、
それが現代では枷になってしまう。
鬱になりたく無ければ、気楽に、高い自己評価を持って、やりたい事だけやる人、
となる。
現代日本だと、中々受け入れられない生き方。
だから鬱が流行る悪循環。