エンタメ業界の今後
エンターテイメント業界を占ってみる。
まず、今現在でもその傾向だが、さらに二極化するであろう、
超メジャーとインディーズ。
特にアイドル業界は、中間層の解散が相次いているらしい。
地下アイドルなどは、元々低コストで活動する事を前提としている為、
細々とやっていけるが、中間層は関わる人間が多いにも関わらず、
コスト回収が悪く、商売にならない為。
これは、あらゆる芸能活動で見られる事象ではないだろうか。
増える映像コンテンツ、足りない編集者、現場スタッフ。
ネットフリックス、アマゾンプライム、AbemaTV、ニコニコ動画、
さらに増える芸能人YouTuber。
ニコニコに数年前にリストラされたスタッフが、現在のネット番組の
インフラ構築や制作の中心にいるとか、ノウハウが流出したとかなんとか。
映像編集は大変な仕事だが、テレビを作っている、というやり甲斐があると思う。
だが、ネット番組で、さらに報酬もさほど高くないとなった場合、
物理的なスタッフの人手不足が、番組数のボトルネックになる可能性。
外国人労働者が支える?
さらに、自動翻訳が正確になり、ボーダレス化するYouTube。
一般芸能界と、声優業界の境界線が曖昧になってきている。
芸能事務所の本質はバーターと引き抜き禁止だが、これから
芸能事務所、声優事務所、地下アイドル、インディーズ、ネット有名人が
まだらになって、掟が氷塊する可能性。
テレビ視聴率が低迷し視聴者の高齢化。
若者向けコンテンツに広告投下したいスポンサーが、
ネットへの広告費を増やすなら、テレビに出れなくても独立してネットで食えるか?
まぁ、10年〜15年後は、超メジャーは引き抜き禁止の大手、
その他はフリーランスという所で落ち着くのかな。
以上、芸能界の空模様は、「曇り、時々乱世」になると予想。
ただ、二極化は、コンテンツのクオリティや多様性を殺すらしいよ。