戻れない場所
一人焼肉よりも、夜中のお墓よりも、如何わしいアダルトショップよりも、
足を踏み入れ辛い場所。
所謂1000円カット。
今年のテーマである「倹約生活」を考えると、当然選択肢には入る。
髪型を変えず、伸びた分だけ切る程度なら使えるだろうか?とか。
美容室に慣れてしまうと、床屋ですら行けなくなってしまうのが面白い。
ネットで調べると、「思った程悪く無い」「おばちゃんに適当に切られた」
と、評価の幅が広い。
近くに寄る機会があったので、外から様子を伺ってみた。
ショッピングモールの中の店という事もあるのだろうか、平日の昼間にも関わらず、
客が店内の椅子に収まらず、外まで溢れている様子。
(休日など、どうなってしまうんだろうか?)
カットの担当者は、イメージしていた「床屋のおじさん」だけでなく、
「若いお兄ちゃん」「若いお姉ちゃん」など、バラついた印象。
なんでも、普通の美容師として働いていたが、シャンプーなどの水仕事で
手荒れが酷くなり、辞めざるを得なくなった人などが再就職したりするらしい。
(1000円カット系はシャンプーやカラー無しが多い)
客層は、予想していた「おっちゃん」「おじいちゃん」に加えて、
なるほど!と思ったのは「外国人男性」
髪型に拘りが無くなったお爺ちゃんや、美的感覚が違う外国人などが増える今後、
この手の店は流行るんだろうなと感じた。
予約や指名が出来ないので、立地条件と人材確保が鍵らしい。
自分が使うには、時間が読めないのは使い辛いし、
そもそも、1000円カットは「ロック」じゃ無いという事で。