Keikei3zo:blog

クリエイターのblog

マンガ感想:この世界の片隅に

アニメ版やドラマ版は未視聴。

 

 

第一巻を読んだ感想は「?」

 

調べてみると、第一話が後から追加されたエピソードで、

伏線の補強的な話だった為。

 

最後まで通して読むと、「なるほど!」と上手く伏線が回収されていて、

マンガとして、お話作りの旨さが光る。

2回目を読んで納得。

 

戦時中の日常というと、「はだしのゲン」や「アドルフにつぐ」

などを読んだが、それらと比べると描写はマイルド。

 

憲兵特高などのエピソードは、物語の主軸では無いという事なのだろうが、

作者の男女差というよりは、戦争当事者とその子供世代という、

世代差かなという気がする。

 

「ペリリュー 楽園のゲルニカ」というマンガも読んでいて、

両者同じ様な世代(1968と1975)だが、絵の流行以外の

何かが薄くなっている?

 

まぁ、それが面白さに繋がらないのなら仕方が無いし、

そもそも比較対象が、

 

手塚治虫」や「水木しげる

 

というのも、酷な話かなとも思う。

 

ストーリーがしっかりしていて、話もダラダラ続かないので、

アニメ化やドラマ化が成功するのが良く分かる。

 

話は関係無いが、原作は10年以上前で、ドラマ化が2回されていて、

主演キャストの顔ぶれの変化が興味深い。

 

2011年:北川景子 小出恵介 優香

2018年:松本穂香 松坂桃李 二階堂ふみ

 

漫画家は考えないだろうけど、終戦記念日辺りで、

毎年何かがドラマ化されているのなら、それを折り込んで企画を立てる

編集もある?