ギブソン倒産
レスポールは永遠に。
「多角経営が悪い」「本業を疎かにした結果」
という声も聞こえて来ますが、やはり報道にもある様に、
ギタリストから、スターが生まれていない、というのが大きいかと。
売上が絶好調なら多角経営する必要も無い訳で。
品質についても、日本にいるとTokaiやフジゲンなど、
クオリティの高いギターメーカーの選択肢があるからそう感じるだけで、
(日本は消費者天国だと思う)
より品質にこだわるならヒストリックコレクションなどの高いやつ買ってね、
という事なんだろうと。
自分はギタリストというよりソングライターで、
細かいエレキギターの細かい「鳴り」という部分の判断は判りませんが、
(アコギの価格差からくる音の違いは解る、木がダイレクトに影響するので)
という自己主張が強いギターだなと感じました。
それが気に入って、現在中古の「08年」レスポール
(軽量化の為の中抜きなど、既存のユーザーから反感を買い始めた)
を使ってる訳ですが、
自分が中古品を使っている様に、楽器の場合腐らない上に、
「ジャパンビンテージ」「昔の方が良い材質の木が使えていた」
など、中古の価値が落ちづらいというのも、遠因の一つなのかなと。
しかし、一番最初に触れた様に、近年のヒット曲の中に、
ギターやバンドが大きくクローズアップされた作品が減少してるのが大きい。
ジョンメイヤーやマルーン5なんかも、出て来たのは10年以上前。
近年印象に残ったアーティストだと、LMFAOやZedd、先日亡くなったAviciiなど、
DJ/プロディーサーが目立つ。
かくいう自分も、最近めっきりギターを曲に入れずに仕上げている(笑)
スキルの習熟の必要が無いという事は、参加人数の増加に繋がると。
今すぐ他のメーカーが、次々倒産することは無いでしょうが、
今後20年くらいかけて、
クラシック楽器と同じ様な市場規模になっていくんでしょうか?
クラプトンの、
「多分、ギターは終わったんだろう」
発言は重い。