読書感想:声優をプロデュース。
好きを仕事に
後悔しない生き方。
心に残ったフレーズを箇条書き。
声優業界は今、バブル期
スマホゲー、動画配信サイトの吹き替えetc
現場マネージャー不足、5年でベテラン
10年以上は管理職
客観視は難しい
よってマネージャーが必要になる
演技に点数は付けれない
無理に個性を伸ばす必要無し
ベタ演技は悪くない
著者は所謂『オタク』的な人物では無く、
学生時代は、ゴルフ、スキーなどに親しみながら、
システムエンジニアを経て業界入り。
スケジュール管理者というより、長期的キャリアプランを設計する、
良いコーチ、教師、という印象。
一社員のマネージャーに、どれだけの権限があるのか、
(著者は前社長という肩書)
外からは解らないが、マネージャーの裁量は大きい印象。
かなりの働き者の様で、2日徹夜仕事後、帰ってアニメ観るらしい。
所謂、暴露的な内容は無し。
一般芸能界に比べ、全体的にクリーンで、風通しが良い業界。
事務所の円満移籍など、芸能村での[御法度]も干される様子は無い。
この人は、[声優]というカテゴリーじゃ無くても、
芸能人(役者、歌手)を育てるプロデューサーになれるだろうと思うが、
一生懸命タレントの為に働いて、サクセスさせる「努力」が、
こちらの業界の方が実りやすいのだろう。
好きな事を仕事にして、努力が実を結ぶ。
(その裏に、『声優志望者、死屍累々』というのは置いておいて)
今の10代の人がこちらを目指すのも、理解出来る内容だった。